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神々の実像(ギリシャ・ローマ神話編2)

 神々の実像は順番に載せるつもりでしたが、多いので神話別に分けることにしました。
ギリシャ・ローマ編の2です。
あの子と一緒に私が旅をした別世界で私が見聞きした神・天使・悪魔等の実像を載せていきます。内容によっては気分を害される方もいるかもしれませんが、宗教などの勧誘の意思はありませんし他の方たちの信仰・宗教を妨げたり汚す気もありません。ただ、私が見聞きした本当の姿や彼らの言いたい事を書いていくだけです。
尚順番が本と違うのは神様方の順位や個人的感情等を配慮しての事です。

         神々の実像(ギリシャ・ローマ神話編2)
プロメテウス
大っ嫌い。人間がプロメテウスが考えていたほどまで行くには遥かに時間が必要だったんだよ。人間は歩みが遅い。この言葉をやはりもっと真剣に受け止めておけばよかったのにね。人間を神と対等の者にしたい。対立するのではなく自己の意志で意見が言える者にしたい。それがプロメテウスの意志。そのためやりすぎてしまった。先見の明ありすぎ。神か人間かといえば人間に近かったんだけどね、考え方とかがさ。

プロメテウスははるか以前から存在していた。そして既にウラノスの時代から神々と人間のことでもめていた。『自分の後の後の後にやっと火だ((人間に対しては)ウラノスの後の後の後の時代にやっと火を与える。それで十分だ)』といわれていたにも関わらずゼウスの時代(ウラノスの後のウラノスの時代)に火を与えてしまった。このウラノスの後の後の後の時代というのはウラノス→クロノス→ゼウス→○○という意味ではなく、ウラノスが次に自分が支配している時代という意味で、ウラノス→ウラノス→ウラノス→ウラノスという意味になる。途中でクロノスやその他が仮に入っても一切関係ない。“火”というのは普通の火という意味と何かの象徴の意味を持つ。

プロメテウスはそれでは遅すぎる、人間にはもっと早くできるはずだと考え『自分は人間と同じ。自分が考え出来ることは人間にも可能』として先へ先へと急ぎすぎてしまった。だが人間がプロメテウスに追いつくには到底時間が足りなさ過ぎた。『人間には100年で3歩も歩めぬ』がウラノスの言葉だったが『人間には歩みを止めることはできない』がプロメテウスの主張。100年という表現はもちろん人間の時間での表現でははない。ゼウスがとうとう切れたのは、あまりにもプロメテウスが人間の実像から目を背けすぎて理想ばかりを追いすぎたせい。あまりにも人間の歩みとプロメテウスの歩みが離れすぎてしまったがため。

罰についてはあんなことはやっていないとゼウスからの主張。オリュから放り出しただけでそれ以上はやっていないとのこと。プロメテウス本人も、でてけと言われただけで別のやつらにやられた。との事。ゼウスがやっていないのならば、ぽせを始めオリュの連中がやるわけがないとだけ付け加えるが、この件について私は一切知らない。2009.5.13(WED)

ヘラーは鬼姑~~
どうということはないのだが以前話ていた話。
ヘラーがゼウスの女性たちにやったことはよく知らないし、正妻さんだものなという点から言ってもあまり言いたくない。それに“妻”という立場を最高におっかなくしたのがヘラーなわけだから尚の事いえない。
おまけにゼウスがまぁーやりたい放題やるもんだから言えんわ。神殿の庭できゃーきゃー言って逃げ回るニンフさんたち裸で追っかけるなんていつもの事。それヘラーに見つかった事もしばしば。
面白い(?)のか意地悪なのか分らないけどヘラーはゼウスの神殿に仕えるニンフさんたちかわい子ちゃんたち揃えるのよね。美人かかわい子ちゃんかって言えばかわい子ちゃんたちって意味。尚の事収まんないわよね。
でもね、ここから先がヘラーでございますなのよね。
私が知ってるヘラーはゼウスの女性たちを傷つけたり殺したりではなく、自分の神殿に呼んで色々な用事を言いつけるの。ヘラーに呼ばれたら当然誰も拒めないから、行って言われたことやるしかないんだけどこれがまぁさっすがヘラー様って感じのいたぶり方。歩いて3日はかかるほどの神殿内の大掃除とかを言いつけるんだけど「ゼウス様のお気に召すように、ちり一つ、ほこり一つなきようにするがよい」て感じ。もちろん言われた方はやる以外ないんだけど一人で雑巾手にして神殿内の手すりから何からやるようなもんだから大変に決まってるわけ。ヘラーは掃除中に現れては手すりとかを指先でスーッと撫でて「汚い!」ていうの。「私はほこり一つなきようにとあなた様にお願い申し上げたはずですが、私の頼みをお聞き入れくださらないのでしょうか」て…みんなゾーとしてやってらんないって逃げ出しちゃう。それでゼウスと別れちゃうの。ゼウスが“あの女は”て聞くと「かの者はゼウス様がお気に召さない様子でございましたわ」て一言。ゼウスは諦め。
それでも気の強い女がいてね、牛にされた人いたでしょう。あの女ヘラーに手すりを「汚い!」てやられても「あーら、さようでございまするか。たった今拭きましたのよ。ヘラー様ともあろうお方がこのようなほこりまみれになりやすいところに神殿などお建てにならなければよろしかろうに」て言って、ふんて感じ。ヘラーの眉毛、思いっきり吊りあがった。一事が万事こんな調子で思いっきりたて突いたもんだからとうとうヘラーがぶち切れて牛にしちゃった。
やっぱヘラーって鬼姑だよね。こそこそ。ひそひそ。

ヘルメス~~
こっちはヘルメスのエピソード。
ヘルメスがどこかで美人の女性に恋して目一杯アタックを繰り返したんだけど、その人結婚してたか、許婚がいたかで全然なびかなかったの。ヘルメス、すんごくがんばってたんだけどとうとう諦め…
それ見ていた誰かがいたんだけど「まだやってんのか」て呆れたくらいがんばってた。
それで落ち込んでるヘルメスにその人「似てるのがいるから」て連れて行こうとしたの。でもヘルメス落ち込んじゃってて「いい、行かない」て意地張ってたの。それでも連れて行かれて「そら、あれ」って言われてみたら、とたんにヘルメスその人に飛びついちゃった。
それもそのはず、その女性ヘルメスが恋した女性の双子の妹。こっちは独身で問題なし。ヘルメスころっとルンルンになってた。2009.6.25(THU)

ジョークネタ
これはグリースで実際にあったことではなく私が行った時に残してきたジョークなんだけど、面白いのよ。こないだ思い出したから入れておく。
エロースって矢を射るってよく言われているけど実際は小石を投げて当った人が恋をするの。腕前は…時々ドジる。
ある時ひげもじゃのむさい男神に頼まれて小石を投げたら女性ではなく男に当っちゃった。その男小石を見て誰かが自分に恋してるって思い込んじゃって、恋に恋しちゃった。それもその男モテたことのないださ男。それ見てひげもじゃの男神がエロースにこのやろっと迫って、まぁまぁとなだめられたのは当然。
その男自分に恋してくれたのは美人と思いこんじゃって夢見る夢男くん。そんなある日ひげもじゃの男神の元に手紙が来た。誰かが願い事をしたって意味。そこには夢見る夢男くんが夢見ている美人にぜひ会いたいと書いてあった。こうなると神様願い事叶えてやらないわけにいかない。エロースにまたまたこのーと迫りながら仕方なしにアフロディーテの元へ行き事情を説明して自分を改造してもらった。アフロディーテ笑いをこらえることが出来なくてくっくっくっくと笑いながらやっていた。整形ではなくエステみたいなもん。ひげをそり落として生まれてから一度もブラシを入れた事もない髪を真っ直ぐストレートになるまでとかし続けて、すね毛を剃ってがにまた歩きを治させてなどなど、考えたら結構大変だなーと思うくらいがんばっていた。もちろん見た目だけじゃなく言葉遣いや声,女性らしい優美な身のこなしなどなど全部伝授したわけ。ボディーラインももちろん。もっともボン・キュ・ボンのボンはどうやったかは知らないけどね。
そんなある日男の神様が友達と歩いていてロングヘアーの女性の後姿を見かけナン…えっと、遭難船を救助しようと声をかけた。(ナン…て言葉ないもんでねこの世界)
後ろを振り返ったその女性を見てぎょー!!とまじ仰天。な・なんとあのひげもじゃのむさい男神だった。と言っても神様同士だから分るのであって、普通に見たら女性だよ。ただまだデート用のドレスやメークはしていなかったけどね。それでも男の神様が後姿で完全に美女だと思ってしまうほどの変身ぶり。
そして約束の日。見事にデート用のドレスとメークをした元ひげもじゃのむさい男神は優雅な身振りで男に近付いて行った。それを見た男は飛び上がるわ。それ見て“げー、ださ!こんなやつと一日付きあうんかよ”と内心思う神様。それでも約束は約束だからね。見事な笑顔でデートをやり遂げた。
その後男からお礼の手紙が来た。その頃はもう男の神様に戻ってはいたけど、ひげはそり落としちゃってたから無精ひげが生えだしたくらいで顔もまだむさい元の状態まではなってなかった。スタイルもどこか違っていたな。第一衣がきれいだった。いつもなら風呂入ってないの一目でわかるくらい汚れているのに白っぽかったもの。
男からのお礼の手紙は長々とデートの様子を事細かく書いてあった。内心“もうええわい、あふからそうしろっていわれただけじゃい”と思いながら読み続けていた。そして最後の一行“追伸。あの女性ともう一度…”というところで神様手紙を読むのやめてしまいこんじゃった。(笑)2009.11.3(TUE)


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